ミュージカル「マリー・アントワネット」を観てきましたが感動の嵐で涙が止まりませんでした
2018年12月17日
ミュージカル 「マリー・アントワネット」を名古屋・御園座にて観劇してきました^^
御園座は4月にリニューアルオープンしてからミュージカル公演もやるようになりましたね。
それまでは専ら歌舞伎や演歌歌手(天童よしみさん、さぶちゃん・・・)が公演しているイメージで、年配の方を多く見かけておりましたが。
新・御園座はとにかくぴかぴかの真っ赤っ赤です!!!
どん!!!!!
これはリニューアルオープン前に
会社の社長のつてで見学させていただいたときのお写真です^^
とくかくどこもかしこも真っ赤で、トイレまでも燃えるような赤色です。笑
さて、そんな御園座でミュージカルを観るのは今回で2回目。
8月に山崎育三郎さん(♡笑)主演のモーツァルトを観た以来です。
今回のマリー・アントワネットは、
マリー・アントワネット役:笹本玲奈さん
フェルセン伯爵:古川雄大さん
ルイ16世:佐藤隆紀さん
以上のキャストの方々でした。
(マルグリット役がソニンさんと昆夏美さんのWキャストなのですが、昆夏美さんの歌い方があまり得意ではなくてソニンさん公演をチョイスしました・・・・・)
お恥ずかしながらわたくし世界史に疎く、観に行くその日までマリー・アントワネットのことも、歴史的背景も知りませんでした・・・。
始まる前に少しウィキペディアで調べた情報ですと、
14歳でオーストリアからフランスへ政略結婚で嫁いだアントワネットは、とても意志と自己主張のしっかりした女性で、同時に浪費癖もひどかったという。
貧しい民衆のことなど目もくれず、社交パーティーやドレスにお金を使い、そのことが原因でフランス革命期に処刑に追い込まれた・・・・・とのこと。
ほ~~~~~~~~~~~~
それはどんな傲慢な役で演じられるんだろ、
ドレスはどんなものが見られるのかな、(わくわく)
始まりはアントワネットの愛人 フェルセン伯爵の語りからです。
最初の方は、歴史的背景や登場人物を説明してくれる感じですんなりとお話に入ることができました。
(wikiで調べたことが、あぁこれか、とよくわかりました笑)
そしてオープニングから社交界のシーンで、もうとにかくそれが豪華!!!!!
ドレスが豪華で綺麗!!!!!!!!!!!!!!
アントワネット役の笹本さん姿には美しすぎて「ほぅ・・・」と感嘆の声がもれるほど。
どの席であれ、オペラグラスでドレスの細部まで見ることをおすすめします!!
舞台のはじまりはアントワネットのきらびやかなターンでしたので、
ソニンさん演じる民衆のマルグリットが出てきたときは「あれ、なんだ???」と思ってしまいした・・・。
が、そこからがすごい!!!!!!!!!
ソニンさん(民衆)の気迫あふれる必死の訴えが心に響く響く
歌声になにか鬼気迫るようなももを感じて、感情がもうこれでもかってほど全身から溢れ出ていて、その表現力だけで涙が溢れて止まりませんでした。
民衆の苦しさ、怒りが苦しいくらいに伝わってきて、
ソニンさん本当にすごい!!!!!!!!!!!!!!!
完全にアントワネットからマルグリットに引き込まれてしまいました。
私の中で本公演NO.1は間違いなくソニンさんです!!!!!
そしてもうひとりの重要な人物、
はい。古川雄大さん演じるフェルセン伯爵です。
私古川さんの舞台を観るのは初めてだったのですが、
とてもかっこよかったです・・・・・・・・・・・・・・・・・・。笑
あのルックスに、細身のシュッとした衣装、貴族役の気品あふれる姿、、、
正義感にあふれ、叶わない恋とわかっていても一途に思い続ける姿、
貴族であるのに世界の広さ・残酷さを身をもって知っている見聞の広さ、
人をを先導できる力、他人を思いやれる優しさ
それはアントワネットもマルグリットも惚れますわ。
誰よりも私が惚れましたから・・・・・・・・・・・・・・・・♡笑
あと、私がすごい!と感動したのは黒幕で悪役のオルレアン公、吉原光夫さんです。
この方の歌唱力ときたら!驚きです!!!!
この日は舞台終了後トークショーが開かれ、吉原さんのお話を聞くことができたのですが、曰く
「悪役にも悪役なりの信念がある。悪役にもストーリーがある。
今回の役は、王になりたいという野望があり、それを叶えるまでの過程が悪かっただけで、その信念は純粋なもの。
だから必ずしも”悪”とは言えないのです。
悪役だけど、その人間のストーリーを演じる。それをどうやって観ている人たちに伝えるかということを常に考え努力している」
吉原さんのお話を聞いて、
あぁ、だからか。それほどまで真剣に向き合っている人だから、技術が素晴らしいのはもちろん、人の心を震わせられるほどのエネルギーを生み出すことができるのか
と感銘を受けました。
ミュージカルを創るひとたちは、
単に歌がうまいだけでもダメで、お芝居がうまいだけでもダメで、
表現力も、容姿も、役作りも、役を知るための経験も知識もないとできない
ものすごい集団なんだなと、改めて感じられました。
今回のミュージカルはフランス革命時の思いの強さが伝わってきて、
何度も涙が止まらないシーンがあったのですが、
ミュージカルでこれほど心に響いたのだから
1700年代の革命の叫びは想像を絶するほど凄まじいパワーだったのかなと
ふと歴史に対しても思いを馳せ、想像させられるものでした。
この感動はDVDではなく、是非もう一度劇場で味わいたいな~~~~~♡
年明け1月の大阪公演が残っているので、機会があれば!笑