元社長秘書(26歳)の知性と品性を高めるブログ

身も心も美しく。知性と品性と教養を身につける365日

秘書という仕事の今後について考えてみました

 

 

 

仕事始めから2日経ちました。

 

 

お正月のんびりとしすぎたせいか、

仕事が始まると体のリズムも戻ってきた感じがして、

やはり毎日仕事があって決められた時間に動く生活がわたしには良いのかも、なんて。

 

 

自分でスケジュールを組んで好きなように働いている人ってすごいな、と思います。

 

 

 

そんな仕事始めですが、

年始は取引先とのご挨拶祭りですね。

 

 

 

元秘書で、今も隣で後輩秘書の仕事ぶりをみている私ですが、

会社のトップになればなるほど、毎日何組ものアポイントとアポなしの来客やらで大忙し。

 

もちろん秘書さんも然り。

 

 

席に着くひまもなく、次から次へとお客さんの対応をするわけです。

 

 

ご案内してはお茶を沸かし、ご案内してはお茶を出し・・・

常に笑顔で「明けましておめでとうございます」の繰り返しです。

 

 

もちろんボスはそれ以上のお仕事をされているわけですが、なかなかに地味で大変な仕事だなあと、横目に見ながらもひしひしと感じます。

 

 

 

そんな、今はなくてはならない「秘書」ですが、

最近では近い将来消える職業に常にランクインしています。。

 

 

わたしの会社でも、今の社長が変わったらたぶん必要ではなくなるんじゃないかな、なんて気がしますし・・・

 

 

 

確かに、スケジュール管理は自分でシステム管理できますし、

交通手段手配(飛行機や電車、タクシーの予約)も、宿泊施設予約もスマホ一つで簡単にできます。

 

経費精算でさえ、スマホから申請する簡単機械精算に変わりました。

 

毎朝机の上に新聞を綺麗に並べておかなくても、電子版で見ることができます。

 

 

そうすると、秘書の役割って何が残るんでしょう?

 

 

来客対応?電話対応?

不在のときの代理?雑用係?

 

それすらもロボットやAIで対応できる時代ですよね。

 

女性なら、お茶を出したり癒やしを与えるだけの存在・・・?笑

 

 

 

そんな生産性のないことって、ないですよね。

 

 

 

 

そう考えると確かに近い将来消える職業っていうのに納得せざるを得ません。

 

 

というか、今ですらすでに時代遅れ・・・??

 

 

 

 

 

 

 それでも、秘書さんは自分の仕事に誇りをもって働いていると思うんです。

 

 

少なくとも私はそうでした。

(配属当初は嫌で嫌でたまらなかった秘書業ですが、)

 

社長秘書をできる人って、社長になれる人が限られているのとおなじ、

限られた人しかできない仕事なんです。

 

それってすごく特別な気がしません??

 

 

なかなか自分の仕事の大変さを共感できる人もいない、

自分に光が当たるわけではない、

けれど、会社のトップを支えるためにあらゆる知恵を絞る。

 

トップの一番近くで仕事をみて、一流の仕事の仕方、人との接し方、

たくさんの一流を知ることができる。

 

 

そんな仕事に 誇りを持って働いているんです。

 

 

 

秘書をなくすな、なんて思いませんが、(そもそも今は広報なので)

時代の流れで消えてゆく仕事って悲しく儚いです。

  

 

 

 

 

 と、ここまで秘書という仕事の素晴らしさを語りましたが、

もし明日、自分の会社が秘書のいらない会社になってしまったなら、

いま秘書をしている人は正直お荷物になってしまうような気もします。

 

 

私自身がそうだったのですが、

秘書という仕事は本当に特殊なので、

どれだけ一流の人とふれあい、一般常識や教養を身に着けていても、

他の仕事にはなかなか活かしづらい、というのが本音です。

 

 

日常においてはマナーや身の振る舞い方、少なからずのコネなど、役立つことがたくさんありますが、

同じ会社の違う部署、ではなかなか・・・。

 

 

あくまでもわたしの場合ですが、

限られた人間関係の中で特殊な仕事をしていたので、ビジネススキルは本当に低く、

部署異動してから知らなかった常識にたくさん出会いました。

 

 

もちろん、どんな職業でも違う環境にいけば知らないことだらけだと思いますが、

 それでもやはり、特殊な環境にいたなと感じることが多かったです。

 

 

 

 

となると、自分も含めてですが

このスキルを何に活かせるのでしょう?

 

 

 

 

イチから新しいことに挑戦する、という考えは置いておいて。

 

 

そうすると、強みは対人関係かな、と。

 

 

マナー講座や秘書検定を受けている人も多いので、教えるという立場に立つとか。

 

接客業なども今後必要性が低くなりそうなので、なしで。

 

あとは、柔軟性。

 

イレギュラー事項に対する柔軟性はどんなことにも活かせそう。

 

 

 

 

昨日、林修先生がテレビでおっしゃっていましたが、

林先生が思う「できる人」というのは

”解決する力・創造する力” これが優れている人だそうです。

 

 

すべての仕事や生活においてこれが当てはまるかどうかはわかりませんが、

なろほど、この2つの力が秀でていると世界を(自分の世界も)変えられそうです。

 

 

 

 秘書の仕事だけをしていてはこの力を発揮することは難しいかもしれません。

 

 

 

けれどこの2つの力を身に着けたら、もしかしたら秘書という仕事の有り様は変わっても、続いていく職業になるのでは・・・?

 

 

 

「解決する力」

 

 

「創造する力」

 

 

 

秘書という職業を中心に考えてきましたが、

社会で生きていく中で、どんなことをするにもこの力があれば

自分の道をどうとでも切り開いていけるのかもしれませんね。